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プロフィール

原村古楽合唱団

花井哲郎指導のもと、古い合唱音楽を歌うために2013年に長野県原村にて発足した古楽専門の合唱団。グレゴリオ聖歌、ルネサンスやバロックの宗教音楽などを、ア・カペラで、また古楽器のアンサンブルと共に演奏する。

八ヶ岳中央高原教会を活動の拠点として、クリスマスなどの礼拝で奉唱するほか、2015年には教会のパイプオルガン完成記念演奏会を開催、好評を博す。

団員は原村在住者の他広く県内外から集まる。主婦から年期の入ったベテラン歌手まで、懇切丁寧な指導を受けて難しい曲にも果敢に取り組んでいます!

 

花井哲郎(指導)

古楽演奏家。早稲田大学第一文学部卒業後オランダへ留学、ロッテルダム音楽院で合唱指揮と管弦楽指揮のディプロマを取得。教会音楽家、合唱指揮者、オルガン・チェンバロ・クラヴィコード奏者として活動し、またグレゴリオ聖歌の研究・演奏活動にも従事する。

1996年に帰国後「ヴォーカル・アンサンブル カペラ」を設立、音楽監督としてグレゴリオ聖歌とルネサンス・フランドル音楽の演奏を続け、ジョスカン・デ・プレのミサ全曲録音に取り組む。また古楽アンサンブル コントラポントのリーダーとして17世紀を中心としたバロック時代の宗教音楽演奏を行う。古楽をレパートリーとする管弦楽団、合唱団、声楽アンサンブルを指導、徹底した古楽の立場からの演奏・普及に努める。フォンス・フローリス古楽院院長、国立音楽大学講師。

原村古楽合唱団に思うこと

古楽とは、古い時代の音楽、たとえばルネサンスやバロックの音楽を、その時代の精神、演奏法に立ち帰って演奏するという、アプローチを表しています。現代に失われてしまった響きを再現するのに、自然豊かな八ヶ岳山麓の原村は格好の場所です。そのような地で、古楽に特化した合唱団をやっていきたい、という私や団員の皆さんとともに、楽しい時間を過ごしています。特に美しい響きの八ヶ岳高原教会での練習は、ヨーロッパの教会で作られてきた古い時代の音楽を再現しようという合唱団にとって、とても重要な要素です。
失われた響きを再現するということは、その音楽を通して、未知の世界を垣間見ることでもあります。大自然の中にいるのと同じよう、古の響きの中に私たちは心洗われ、平安や喜びを得ることができます。
本格的な古楽演奏に長年携わってきた経験を、原村の皆さんと共有して、特に古楽に馴染みのない方々にもこの世界の素晴らしさを知っていただきたいと、切に願う次第です。

 

花井哲郎
http://www.fonsfloris.com/tetsi/

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